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執筆者の写真yuktagerme

お茶との対話


YUKYA 宝塚 キャンドル タロット

先日箕面にある茶小屋 李舟さんへお邪魔してきました。

中国茶を飲ませていただけるのですが中国茶専門店というよりも、茶小屋とされているのがぴったりなお茶を一人一人の感性と対話しながらお出ししてくださる場所です。

私がお伺いしたのが『お茶を読む』という日でした。

その時間は店主さんと一組のお客さんだけでお話しながらその日のお茶を選び、お茶を五感を使ってじっくり味わうという日。

店主さんはお話しやすいお人柄で、茶小屋に流れる時間もゆっくり、じっくり。

飾られている品々や植物もとても丁寧に接してもらっていることが伝わる心地よい空間です。

その時、その場で居合わせた時に選ぶお茶というのも、即興的な楽しみ。

お茶は情報や知識も膨大で求めれば求めるほど限りのないものかもしれませんが、お話しながらお客さんが持つセンスを丁寧に開きながらお茶を選び入れてくださるので、中国茶をまったく知らなくても、一般の中国茶のお店以上に深く五感を使って味わうことができます。

紅茶、日本茶、中国茶全てツバキ科の植物チャノキの葉っぱですが、植物は私達と同じいきもの。

お茶に限らず、野菜や色んな動物たち。皆、土地、環境、経た年月によっても風味、持ち味が変わってきます。そしてお世話した人たちの姿勢も味に表れます。お茶の場合はお茶職人さんの姿勢が表れるそうです。

樹の状態、職人さんの信念と技術とコンディション全てが合わさって美味しいお茶というのはできているのだと、改めて感じさせていただきました。

そんな出会いのものが遠くの土地、見知らぬ大陸から海を渡って手元でお茶として飲めるというのはなんとも贅沢なことです。

何気なく様々なお茶を私達は気軽に楽しめる毎日になりました。

でもその陰にはいろんな生き物や人々によって成り立っているということ。

李舟さんのようにお茶からチャノキという植物を感じること、お茶を作る職人さんを感じることも大切にされてらっしゃる方。それは愛というものだと思います。

4月は中国に行かれているためお休みされていますが、5月からまた再開されるそうです。不定期のオープンなのでまずはホームページを確認がおすすめです。

箕面駅から徒歩15分ほど。『お茶を読む on redaing』は要予約です。

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