『蒸す』という調理。
ストウブなどの蓋に穴が開いていないお鍋で行っていたのですが、竹の蒸籠を入手しました。よく名前を聞く照宝さん。
ステンレスの大きい蒸し器だと一度にご飯、イモ類、豆類と色々蒸せて、丈夫で便利そうでしたが、収納を考えると竹の蒸籠が我が家では使い勝手が良いのでした。
電子レンジをまったく否定するわけではないのですが、個人的に電子レンジ内の衛生面や臭いがどうも気になってしまい、時間がある時は冷えた料理やご飯の温めも蒸し器でしています。拭き掃除だけではもの足りないというか。
時間が無い時はサっと電子レンジにお願いすることもあるし、時間を前倒しで計算できる時は蒸し器で。慣れると蒸し器でもスムーズに温めれる気がします。
ご飯などは電子レンジだと熱の固まりのようになるのが、蒸し器だと炊いたご飯のようになるような。あとこの時期のさつまいもが蒸し器だと甘みが強く引き出せてとても美味です。冷えても美味しい。きっと他の野菜も茹でるときよりも養分が流れ出ず、味がしっかり味わえるかと。
デメリットはガス火と水道代と時間は電子レンジよりはかかることかな。
そこは個人の捉え方次第でしょうか。
写真は残りの八宝菜とこげたご飯をおこげとみなし、一緒に温めているところ。
すでに持っていた蒸籠を合わせ3段重ねができるので同時に料理の温めと食材の調理ができるのもなんだか楽しいです。
あと蒸すだけで料理になってしまうことも大変便利。
豆腐にワカメを乗せて蒸したものをそのまま食卓に出してポン酢で食べる。とか、
野菜、肉類、イモ類を同時に蒸して、色んなタレを用意するだけで立派な晩御飯だったり。
あ、メリットがひとつ思い浮かびました。
蒸している蒸気で部屋が少し温まることです。
蒸し料理をすごく身近にしてくれた本があります。
『たすかる料理』按田優子 リトルモア社
按田餃子というお店を東京でされてる按田さんの気負わない、台所に、料理自体にしばられないスタイルを教えてもらいました。私自身も名前のついた料理(にくじゃが、ハンバーグ、唐揚げなどなど)をあまり作らないので、この本を読んで更に楽になりました。