先日台湾のお茶をいただきました。
台湾は2回訪れましたが、私にとっての台湾は行く度にどんどん大好きになっていく国です。
言葉は分からないけど、漢字の文化なのでメニューを見るとどんな食材のお料理か分かるのも食い意地のはった私にとっては嬉しいところです。
台湾は食生活の日常的に医食同源が浸透しているので、暑い夏でも温かい汁物やお粥のお店、身体の熱を取るゼリーのお店、マンゴーや果物のしぼりたてジュース屋さんなど個人個人の体調に合わせて食べ物を選べるのがまた嬉しい。
日本にはコンビニ、スーパーくらいしかないし、熱々の出来立てを食べれる屋台、お店というのが身近にないのが残念です。
今回頂いたのは青茶という分類に入る台湾茶。
台湾茶はほとんどが青茶です。緑茶よりも少し発酵が進んだ青茶はさっぱりしつつも、特有の甘い香り。お茶によったらバニラのようなミルクのような香りが。
こちらは高山茶で標高の高いところで作られたお茶です。
温度変化が少なく、日差しの強さも霧で遮られやすいので苦みが少ない分、旨味やまろやかさが楽しめます。
日本茶と同じチャノキの葉からできるお茶ですが、製造工程と発酵具合、チャノキの産地によって風味が全然異なるのがお茶の面白いところ。
土壌の質によって味が異なるのと、それを活かす職人さんの技が合わさってできるお茶は実はとても貴重なもの。
何十年と保存ができ、年代を重ねるごとに味わいが深まる上質なプーアル茶は一家の財産として考えられるほどです。時の流れを価値のひとつと考えられるほどなんですね。確かに人間の力ではどうにもならないものです。
またこの素朴なパッケージがたまりません。
台湾はとてもアートやデザインが盛んな国でもあります。
古い伝統的なものから現代的なものまでほどよく調和し合い、独自の変化をしていく様もまた、台湾の魅力。
久々の台湾の香り。
ふらっと訪れたい場所というのを思い出しました。